純水装置を更新する際、設置場所を別で考えるなら問題ないですが、すでに純水装置のある場所に設置したい場合は、装置を止める必要があります。
ただ、純水装置を止めてしまうと生産ラインも止まってしまうため、「純水装置を更新できない」という状況の工場が割と多いですね。
純水装置のサイズにもよりますが、古い純水装置の撤去⇒新しい純水装置の設置ですから、1週間程度の工事期間が必要です。
この記事では、純水装置は更新したいけど、新たに設置する場所がなくて更新できない場合の対策を考えていきますので、ぜひ、最後まで読んでみてください。
純水装置を止めることができず更新できない場合の対処方法
純水装置の稼働を止めず新しい純水装置に更新する方法は2つ
- 長期連休で無理やり工事をする
- 仮設純水装置を用意して工事中は、仮設装置から純水を送る
長期連休は、土日では難しいので例えばコールデンウィークや夏休み等ですね。割と大きな純水装置でも1週間という期間があれば、古い装置を撤去して、新しい純水装置を設置することができます。ただ、結構タイトな日程にはなると思いますが。
で、今回おすすめしたいのが、仮設純水装置の設置ですね。
仮設純水装置を設置して純水を移送していれば、工事期間を気にする必要もないですし、工事が遅れたからといって生産ラインが止まってしまうこともないです。
栗田工業のレンタル式純水装置
純水装置メーカーである栗田工業は、DEMISYA(デミシャ)というレンタル純水装置を扱っています。
ユニット化されており、入りと出の配管を繋ぎ、電源を入れればすぐに純水を造ることができます。
処理能力は、1㎥~15㎥まで対応可能ですね。
処理フローは「RO+純水器」で薬品も使用しません。(純水器が飽和したら樹脂交換)
各種産業向け水処理装置(レンタル式の純水装置)|クリタグループ(栗田工業) (kurita.co.jp)
期間限定で純水を使用したいなら、一度、栗田工業に相談するといいかもしれないですね。
古い純水装置は生産停止のリスクがいっぱい?
一度、純水装置を導入すると20~30年使用しますが、あまりに古すぎると純水装置が故障して、どうにもならない状況が発生してしまうかもしれません。
- PLCが廃盤
- バルブが廃盤
- 電気系統の原因不明な故障
などなど。予算がなくて更新できないのは、どうすることもできませんが、予算以外なら方法はあるので、ぜひ、前向きに純水装置の検討を考えてみてください。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。