ボイラーで有名な三浦工業ですが、10年以上前から純水装置などの水処理にも力を入れています。私が三浦工業と聞いて思い浮かべるのは、RO装置ですね。
MROという型式で販売していますが、15年くらい前から急激に市場に出回るようになりました。当時は三浦工業 単独の展示会を開催したりして、販促活動がすごかったですね。そのかいもあってか今では、様々な分野で三浦工業のRO装置が使用されています。
今回は、三浦工業の水処理について書かせていただきますので、三浦工業に興味をお持ちの方はぜひ最後まで読んでみてください。
三浦工業が倒産する可能性はある?
決算期 | 自己資本比率 | 営業利益率 | 原価率 |
---|---|---|---|
2023年3月 | 73% | 13.8% | 59.3% |
2022年3月 | 73% | 13.5% | 58.9% |
2021年3月 | 74% | 13.2% | 59.1% |
2020年3月 | 71% | 12.9% | 60.0% |
2019年3月 | 70% | 12.0% | 60.7% |
2018年3月 | 70% | 11.0% | 60.8% |
三浦工業の決算書を分析してみましたが、すごく良い内容ですね。安定企業です。
自己資本比率も良いですし、営業利益率が常に10%を超えているので、会社として稼ぐ力も強いですね。新型コロナの影響はまったくないです。
原価率については、2021年から59%台に下がっており、これはおそらく仕入れ原価が下がったのではなく、値上げをしたと想定されます。
いずれにしても安定企業ですから、装置を導入してすぐに倒産してしまう心配はないです。
RO装置 MROの実態は?
RO装置としての能力は競合他社と変わりません。
- 通信を使って装置の状態を監視できる
- RO装置の前処理として、軟水器を設置している
ですね。これからの時代、装置の管理では極力人手を減らしたい状況になっていくと思われるため、通信で管理できるのは大きいです。
また、三浦工業は昔から軟水器が得意で、ROの前段に軟水器が設置されているのもポイントが高いです。
特に原水にカルシウムイオンが多い場合、膜面でカルシウムが析出してしまう可能性があるので、軟水器は必須アイテムです。
三浦工業の提案資料を見たことがありますが、ランニングコストやメンテナンスのタイミングについて詳しく記載されています。過剰メンテナンスに感じる部分もありますが、安心感は業界一かもしれません。
MROの価格は?
MROの価格は競合他社である栗田工業やオルガノと比較しても安いです。RO装置を検討するなら三浦工業に相談するのはありですね。
ものづくり補助金など、補助金取得にも強いイメージがあります。
補助金を取得できれば、半値で装置を納入できる可能性もあります。
三浦工業のメンテナンス体制は?
三浦工業はメンテナンスが強い会社です。それは水処理だけではなくボイラーもですね。定期メンテナンス契約を結べば、時期を考えて消耗品を交換してくれるので、あまり管理したくない、安心して装置を使用したい、というユーザーにはおすすめです。
(定期メンテナンス契約のお金は必要ですが)
三浦工業のRO装置 まとめ
理由としては
- 会社の財務内容がしっかりしている
- 競合他社と比較してコストメリットがある
- メンテナンス体制がしっかりしている
- 提案力がある
の4つが大きいですね。
これからRO装置の導入を検討されるなら三浦工業も検討の対象に入れてみてはいかがでしょうか。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうごうざいまし