公園で喉が渇いたとき、「水飲み場の水をそのまま飲んでいいのか」不安に思ったことはありませんか?私が子供の頃(30年以上前)は、公園の水がきれいかどうか気にすることなく飲んでいましたが、子供の親となった今は「公園の水は飲んでも大丈夫?」と考え方が変わりましたね。
日本の公園の水は基本的に水道水なので安全ですが、公園の水を飲むうえで注意したいこともあるので、この記事では詳しく解説させていただきます。
日本の公園の水は基本的に「飲める」
日本の公園に設置されている水飲み場(蛇口のある水道)は、基本的に上水道が供給されており、安全に飲めるようになっています。これは、水道法という法律に基づいて管理されており、家庭の蛇口と同じ基準の水質検査が行われているためです。
公園の水が飲める理由
- 上水道が供給されている(家庭の水道と同じ水源)
- 水道法により厳格な水質管理がされている
- 塩素消毒が行われており、細菌やウイルスの繁殖を防いでいる
つまり、日本の公園の水は「基本的に安全」だと言えます。
こんな公園の水は飲まないほうがいい
公園の水は基本的に安全ですが、以下のような場合は飲まないほうが良いでしょう。
- 水が濁っている・異臭がする 普段と違うニオイがする場合や、水が白く濁っていたり、異物が浮いている場合は、水道管のトラブルや配管の汚れが原因かもしれません。その場合は、飲まずに別の水を確保しましょう。
- 「飲用不可」の表示がある 公園の水道の中には、手洗いや掃除用の水として設置されているものもあります。その場合、「飲用不可」と明示されているので、注意が必要です。(井戸水などの可能性あり)
- 長時間使われていなかった水道 あまり人が利用しない公園や、久しぶりに使う蛇口では、水道管の中に溜まっていた水が劣化している可能性があります。念のため、数秒間水を流してから飲むようにしましょう。(長期間滞留すると殺菌としての残留塩素がなくなってしまう)
- 古い公園の水道(鉛管の可能性) 日本の多くの地域では、古い水道管(鉛管)はほぼ撤去されていますが、老朽化した公園の水道では、まだ一部残っている可能性があります。鉛が溶け出すリスクは低いですが、心配な場合は避けたほうが無難です。
公園の水は衛生的?管理体制をチェック
公園の水飲み場は、多くの人が利用するため、蛇口まわりの衛生面も気になるところです。
- 蛇口の汚れ 公園の蛇口は、不特定多数の人が触れるため、手垢や砂、泥が付着していることがあります。気になる場合は、手で直接蛇口を触らず、水を手に受けて飲むようにすると安心です。
- 水道の管理は自治体が担当 日本の公園の水道は、各自治体が管理しており、定期的な水質検査が実施されています。ただし、小規模な公園では管理が行き届いていない場合もあるため、水質が気になるときは近くの自治体に問い合わせてみましょう。
- 雨の日や台風後は注意 雨が降った直後や台風の後は、地面の泥やほこりが水道周りに付着していることがあります。水道管内に影響が出ることはほぼありませんが、飲む前に水を少し流してから使用するのがベストです。
より安全に公園の水を飲む方法
- 持ち歩き用の浄水ボトルを使う アウトドア用の浄水ボトルやフィルター付きの水筒を使えば、公園の水をろ過して飲むことができます。これは特に海外旅行時にも役立つアイテムです。
- できるだけ新しい公園の水道を使う 新しく整備された公園の水道のほうが、管理が行き届いている可能性が高いです。設備が古くて不安な場合は、新しい公園を選ぶと良いでしょう。
- 水道の先端に直接口をつけない 蛇口に直接口をつけると、衛生的に良くありません。手で水をすくうか、持参したボトルに注いで飲むと安心です。
まとめ:公園の水は基本的に安全!
でも注意点もある 日本の公園の水は、基本的に上水道が供給されているため、安心して飲むことができます。ただし、以下の点に注意すれば、より安全に利用できます。
✔ 公園の水を飲む際のチェックポイント
✅ 「飲用不可」の表示がないか確認する
✅ 濁りや異臭がないかチェックする
✅ 長時間使われていない水道は数秒間流す
✅ 蛇口の衛生状態に注意し、直接口をつけない
✅ 残留塩素(殺菌)の濃度を測定してみ
特に最後の残留塩素の濃度は重要です。塩素は時間が経つとなくなってしまう成分のため、この水道が長期間使用されていない場合、殺菌剤としての塩素が飛んでしまっている可能性もあります。
下記は簡単に水道水の残留塩素を測定することができるので、一度使用してみてはいかがでしょうか。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。