車を所有している方にとって、洗車は欠かせない日常のメンテナンスのひとつです。特に自宅で気軽に洗えるという理由から、家での洗車を選ぶ人も多いでしょう。
しかし、実は洗車には思っている以上に多くの水を使用していることをご存じでしょうか?
水道代にも影響する可能性があるため、どれくらいの水を使っているのかを知ることはとても大切です。
本記事では、自宅洗車にかかる水の量や、洗車方法ごとの違い、さらに節水のための工夫について詳しくご紹介します。
家で洗車をするとどれくらいの水を使うのか?
私も自宅で洗車をしていますが、水道使用量は気になるところですね。あまりに水道代に影響があるなら洗車場の使用も考えますが、一体、どれくらいの水の使用量で水道代はいくらくらいかかるのでしょうか?
ホースを使った一般的な洗車の場合
ホースを使って車を丸ごと洗うと、1回の洗車で約200~300リットルの水を使用すると言われています。
- 水を出しっぱなしにした場合:1分間に10〜15リットル程度
- 洗車全体で20分使用した場合:200〜300リットル
この量は、家庭用浴槽(一般的に180~200L)を1回満水にするのと同程度です。
水道料金は地域により異なりますが、1リットルあたり0.2~0.3円ほどですね。
300リットル×0.3円=90円/ホースを使用した洗車
バケツ洗車の場合
節水を意識してバケツに水を汲んで洗車する方法もあります。バケツ1杯(約10L)を3~4回使うとすると、およそ30〜40リットルで済みます。
この方法なら、水の使用量を大幅に抑えることが可能です。ただ、洗剤を洗い流す必要があるため、30~40リットルでは済まないですよね。
コイン洗車場と比較すると?
コイン洗車場では、高圧洗浄機を使って水を効率的に使うため、1回あたりの使用量は約100〜150リットル程度とされます。ただし、施設によってはさらに節水設計がされていることもあります。
コイン洗車場の使用量は、数百円ほどです。
季節や洗車頻度による水の使用量の違い
以下のように、季節や汚れ具合によっても使用する水量は変動します。
- 夏(雨が少なく汚れが軽い):150〜200リットル
- 冬(泥汚れが多い):250〜300リットル
自宅で洗車をすると年間でどれくらいの水を使う?
月に2回洗車した場合の年間水使用量は以下のとおりです。
洗車方法 | 1回あたりの使用量 | 年間使用量(24回) |
---|---|---|
ホース洗車 | 約250L | 約6,000L |
バケツ洗車 | 約35L | 約840L |
コイン洗車 | 約120L | 約2,880L |
節水のための工夫
自宅洗車で水の使用量を抑えるためのポイントは以下の通りです。
- ホースを使う際は止水ノズルを使用する
- 最初にバケツで全体の汚れを落とす
- 高圧洗浄機を導入する
- 節水タイプの洗車用品(ワックス洗車など)を活用する
コイン洗車場より自宅で洗車をした方がコストは低い
自宅での洗車は便利ですが、思っている以上に大量の水を使います。ホースで水を流しながら洗うと浴槽1杯分の水を超えることもあります。
一方、バケツ洗車などの工夫を取り入れれば、大幅に節水することが可能です。水資源を大切にしながら、愛車をきれいに保つ方法を選びましょう。